かつて、東京証券取引所には外国株市場がありました。
売買の仕組みは日本の株式と同様で、円建ての売買が可能なため外貨に交換する必要がなく、そのため外国為替手数料がかからないというメリットがありました。
ネットで調べてみたところ、1973年(昭和48年)12月18日に「外国部」と題した外国企業専門の取引カテゴリーが新設されたのだそうです。
1980年代中頃、私は外国株に興味を持つようになり、会社四季報に掲載されていた企業情報を検討した後、外国株を買ってみました。
初めて買った外国株の銘柄が何だったのか、今では記憶にありません。多分、IBMかチェースマンハッタン銀行(Chase Manhattan Bank)だと思います。
IBM(International Business Machines Corporation)は当時、大型コンピュータで高いシェアを持つメーカーで、パーソナルコンピュータ(パソコン)分野では Appleに先行されたものの、1981年に発表した「IBM PC」によってビジネスユースでの挽回に成功していました
私は主に 1980年代後半、IBMの株を東証外国部で何度か売買しました。
チェースマンハッタン銀行の株については、私は 1980年代後半に一時期保有してました。
チェースマンハッタン銀行は米国の大手商業銀行で、当時、外国部に上場していた銘柄の中では配当利回りが良い方だったと記憶しています。
チェースマンハッタン銀行は 1990年代に入ると不動産市場低迷の影響を受けて業績悪化し、1996年に買収されましたが、現在でも持ち株会社である JPモルガン・チェース傘下の JPMorgan Chase Bank として存続しています。
イギリスのロンドンに本社のある BP(旧:British Petroleum)も東証外国部に上場していて、私は BPの株に興味がありましたが、結局、買わなかったと思います。
東証外国部は取引が伸び悩んだこともあって、2005年2月7日をもって廃止となり、当時外国部に上場された 30社は経過処置として 2007年2月6日までの 2年間は第1部に上場となりました。
現在、東証に上場している外国企業の数は、プライム 1社、スタンダード 2社、グロース 3社の合計 6社です。
ちなみに、IBM は 2005年3月29日に東京証券取引所(東証)への上場廃止を申請し、同30日に監理ポストへ割り当てられ、その後上場廃止となりました。
上場廃止が報じられた頃、私は IBMの株を保有していました。
上場廃止となっても株式を保有し続けるなら米国本社の株主であることは変わりませんが、米国株を取り扱っていない証券会社では売買できなくなります。
迷った末、私は上場廃止前に IBM の株を売却しました。
1980年代中頃以降、IBM は多くの事業売却と企業買収を実施しました。
私は IBM のノートPC である ThinkPadシリーズの製品を愛用してきたのですが、IBM のパーソナルコンピュータ事業部門は売却され、現在の ThinkPad に IBM の商標はありません。
私は現在でも米株式市場が開いている日は Googleファイナンスで IBM の株価をチェックしています。
人工知能(AI)による事業への影響が懸念される状況ですので、すぐに IBM株を買いたい訳ではないですが、株価によっては購入するかも。

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