私が最初に買った株は三光汽船

私が株式投資を始めたのは 1980年代中頃。日本の一般家庭でインターネットが本格的に普及しはじめたのが 1995年頃ですから、当然、ネット証券は存在せず、地元に支店があった証券会社で口座を開設しました。

私の担当になったのは、私より何歳か年上らしき男性社員でした。
特に嫌な顔を見せることなく対応してくれましたが、投資資金が少ない個人投資家を担当するのは迷惑だったことでしょう。

口座開設支店での投資資金は 10万円強だった私にとって、買うことが出来るのは低位株しかありません。
そこで私が選んだのは海運会社の三光汽船(さんこうきせん)でした。

三光汽船は当時、1970年代の石油ショック以後の海運不況により経営状況は悪く、株価は低迷していました。
私は 90円台前半で三光汽船の株を 1000株買いました。

このときは適当に値上がりしたところで売却し、わずかながら利益を得ました。

しばらくして、私は口座に資金を追加投入。次は東芝の株を買い増した。
当時の私は IT企業に勤務しており、職場から証券会社に気軽に連絡できる状況ではありませんでした。
NTTが携帯電話サービスを開始したのが 1987年4月ですから、連絡手段は職場近くの公衆電話くらいです。
ただ、売買注文を出す回数は少なく、勤務中に担当者に電話することはほとんどなかったはずです。

その後、私は何度か三光汽船の株を売買しましたが、同社は 1985年8月13日に会社更生法の適用を申請。
私は 9万円余りを失いました。

その後、私は東芝の株を手放し、整理ポスト入りした三光汽船の株を 30万株購入。
しかし、整理ポストで取引可能だった期間中、株価が急騰することはなく、私は傷を広げただけでした。

三光汽船という会社は当時、河本敏夫(かつての自由民主党河本派を率いていた人)が事実上のオーナー。
経営状態が悪いことは私も知っていましたが、潰れることはないだろうと思ってました。
今にして思えば、甘かったですね。

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